図書館で手塚治虫のアドルフに告ぐを借りてきた
アドルフに告ぐを借りてきた。手塚治虫の漫画で、全5巻。どっぷりハマって読んでいる。
アドルフに告ぐでは、アドルフヒトラーを含め、三人のアドルフが登場する。
1人はユダヤ人、もう1人はドイツ官僚の息子。
物語はある日本人新聞記者である主人公、峠の弟が、ナチスに殺害される事件から始まる。その弟はヒトラーの秘密を握っていて、その秘密が世界に晒されてしまうとナチス崩壊に繋がるという。
その秘密とは?多角的な視点からヒトラーを描く手塚治虫漫画を是非読んでみてください。
アドルフに告ぐ、では人種の違いや国の違いによる差別、偏見という社会問題が描かれています。
第二次世界大戦後のユダヤ人によるイスラエル建国まで話は続き、人種の違いによる偏見が残ったまま話は終わります。
今は、社会問題に触れる漫画が少なくなってきた中で、ひとつの長編映画を見たような気持ちにさせてくれる素晴らしい漫画でした。